エンド・ツー・エンドのソリューション
具体的な予防対策につながる予測分析で、よりよい高齢者介護を!CarePredictは、ウェアラブルテクノロジー、スマートホーム屋内位置情報システム、ディープラーニング、高精度の予測分析を組み合わせた包括的ソリューションです。


Tempo™ ウェアラブル
Tempo™ は、手首に装着するタイプのウェアラブルデバイスです。高精度の各種センサーが内蔵されており、ひとりひとりの日常の生活動作(ADLs)や位置情報を検出することができます。また、タッチボタン式の呼び出しシステムを使えば、介護者やヘルパーとリアルタイムでコミュニケーションが取れます。Tempoは、「食べる」「飲む」「入浴する」「髪をとかす」「歯磨き」「トイレ」「歩く」「座る」「眠る」といったさまざまな日常の生活動作を検出し、さらにこれらの生活動作がどの部屋で行われているかも判別します。また、デバイスに一体化されている呼び出しボタンが押されると、アラートが介護者に送信され、装着している高齢者の正確な位置情報を知らせてくれます。2017年近日発売予定:新型Tempoには介護者と高齢者が直接会話できる双方向音声コミュニケーション機能が追加されます。
屋内位置情報追跡&徘徊リスク
ひとりひとりの日常生活動作のパターンを把握するために重要なもうひとつのポイントは、特定の動作がどこで行われているかを判別することです。CarePredictは、Tempoを装着している人がそれぞれ屋内のどの場所にいるのか(ダイニングルーム、寝室、浴室、アトリエ・書斎など)を正確に把握します。これにより、昼夜を問わずいつでも、入居しているお年寄りやスタッフがどこにいるのかが分かります。また、認知症のケアが必要な入居者が制限区域に入ったり建物から出たりすると、システムがスタッフにアラート通知を送ることができます。


マシンラーニング(機械学習)
毎日繰り返すルーティーン作業とはいっても、私たちが日常動作を行うやり方には人それぞれわずかな違いがあります。たとえば歯を磨いたり、食事をしたり、飲み物を飲むやり方には何百通りもの方法があります。機械学習は、今どの動作が行われているのかを識別し、その人に固有な独自の行動パターンを判別します。この情報をもとにCarePredictは、複雑でさまざまに異なるデータの集積のなかから、何らかの傾向を読み取ります。たとえば、ある人がいくつかのそれぞれに全く異なる種類の動作をしていることが認識された場合、それらの情報を総合すると、こころの健康が脅かされるリスクの兆候が現れている、と読み取ったりすることができます。
具体的な予防対策につながる予測分析
情報や分析というものが役に立つためには、しかるべき人に、しかるべきタイミングで伝えられることが欠かせません。CarePredictは、リアルタイムアラート、ウェブベース・ダッシュボード、利用者が自分でアクセスできる各種レポートにより、具体的な予防や対応措置につながる分析情報をお届けします。すぐに対応が必要な緊急性の高い分析結果は、アラート通知で瞬時にケアスタッフに知らされます。アラート通知はウェブサイトやアプリ、ショートメール、Eメールなどさまざまな設定が可能です。「徘徊の危険性がある」「制限エリアに入ってしまった」「夜間に居住施設の屋外を移動している」「あまりにも長時間浴室にいる」などの動作が検知されると、通知が送信されます。たとえば、まさにこれから徘徊に出てしまう危険性がある場合にはすぐに通知が送信され、食事習慣の悪化傾向など気がかりな変化が見られる場合には、日々の健康レポートで特に強調して報告されます。
