CarePredictの確かな効果

介護をする人の手で、介護をする人と年齢を重ねた大切な家族のために、つくられました。

CarePredict is Improving Senior Care

よりよい高齢者介護のために

年齢を重ねるにつれて、両親や祖父母の生活のペースやリズムも変化していきます。そのプロセスは逆らえないもので、少しずつ変化していきます。いざ大切な家族の介護に踏み出すと、人間の目が小さな変化をいかに見過ごしてしまうものであるかが分かります。しかしその小さな変化を発見できれば、早い段階で高齢者の助けになる予防対策をとることができ、病院に行かざるを得ない状況を防ぐことができます。

自分の家族の介護をしている人(当社の創設者もそうでした)にとっても、大型の高齢者向け住宅コミュニティのオペレーターにとっても、これまでのテクノロジーは十分に期待に応えるものではありませんでした。これまでのテクノロジーは、ドアの開閉や椅子の移動など「もの」のモニタリングには長けていましたが、「誰が」「何を」しているのか正確に検知したり、高齢者の健康や身体機能の重大な変化の兆候を示している可能性がある日常生活パターンの小さな変化を判別したりすることはできませんでした。

一般消費者向けのウェアラブルデバイスの登場により、ひとりひとりのデータを収集する技術は一歩前進しましたが、歩数計や心拍数のようなデータだけでは、その背景となる状況が分からず、また極めて限られた動作しか追跡できなかったため、高齢者の日常生活パターンにおける重要な変化を明らかにするにはなお不十分でした。

日常生活動作の測定

私たちの暮らしのパターンは、食べる、飲む、入浴する、トイレに行く、歩く、座る、眠る、といったさまざまな日常の生活動作(Activity of Daily Living, ADL)から作られています。これらの日常の生活動作のすべてが、ひとりひとり違った個人の生活パターンを形成しています。したがって、さまざまな健康や身体機能の問題が発生するとき、その先触れとしてこれらの生活パターンに変化が現れることがよくあります。

CarePredictは、このような生活パターンの変化を検知する高精度センサーを内蔵した高齢者のためのスタイリッシュな手首装着型ウェアラブルデバイス「テンポ」Tempoを開発しました。Tempoウェアラブルから送信される24時間365日のデータをもとに、スマート・インドア・ロケーション・トラッキング、ディープラーニングおよび予測分析のテクノロジーを活用することで、CarePredictはひとりひとりの日々の生活リズムを把握します。些細だけれど重要な変化は、日常の生活パターンの中に起こります。たとえば、普段とは違う行動の繰り返し、トイレの使用頻度の増加、座りっぱなしの時間の増加、などです。CarePredictは、健康上の問題につながる可能性のあるこのような日常の小さな変化を検出して報告します。

個々人の日常生活動作のパターンとその変化を理解することで、CarePredictは身体機能や健康状態にこれから生じる可能性のある問題に対する的確な予測分析を行うことができます。現在では、これらの分析結果から、落下・転倒のリスクの増加、尿路感染症、栄養失調やうつ症状などにつながりかねない行動パターンを発見し、改善につなげることができるようになっています。

CarePredict Measuring Activities of Daily Living